【番外編】社長とTOKYOに恋してる!2人のその後のストーリー
湊も奈々の隣に来て、窓から外を眺めた。
「いい天気だな。」
「そうだね。」

「奈々、香水変えた?」
湊はフワッと、ほのかに感じた香りを吸い込んだ。
「あっ、わかった?どう?キツくなくて気に入ってるんだけど。」
と、奈々がいうと、
湊は、そっと、奈々の首元に顔を近づけた。
「うん、いいね。森の香り?」
「そう。グリーンの香りが気に入って…。」
奈々がいい終わらないうちに、湊は奈々の細い腰を抱き寄せ、奈々の首筋に唇をつけた。

「ちょ…っと、出かけるんじゃないの?」
「うん?そのつもりだよ。でも、その前に奈々を充電しないと…。」
「…んっ。何言って…。」
湊はそのまま、舌先を奈々のニットから出ている鎖骨の位置までなぞると、そこに、キスを落とした。

「久しぶりにゆっくり会えた。俺は奈々が足りない。」
「奈々は足りなくない?」
キスを続けながら、湊は意地悪っぽく聞いた。

奈々も久しぶりに、触れられた所が熱くなるのを感じた。
「意地悪。」
奈々は、湊を軽く睨んだ。
「奈々のせいだろ?」

そういうと、湊は奈々の手を引き、ベッドルームに向かった。
「まだ、明るいのに。」
「暗くなったら、予定があるだろ?」
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