ただの幼なじみ、だったのに…!?
秋は食欲と恋の季節。

すれ違い。

夏休みもおわって、もう2週間。

悠と私との距離は、縮まるどころか広がり続けていた。


「あれ、悠がいない。」

「ほんとだ。天海、綾瀬は?」

「知らねー。…なんかあいつ、最近つき合い悪くてさ。」


反抗期じゃね?と天海くんは笑った。


「私最近、なんか全然悠に会えてない気がする…。」

「そー言えば朝一緒に来てないっけ。」

「避けられてるのかなぁ…。」


悠のことが知りたくても

会えないんじゃなんにもわかんないよ。
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