ただの幼なじみ、だったのに…!?
「つか、俺と離れても愛月か皐が一緒になるかもしんねーじゃん。」

「そうかもしれないけどー…。」

「だからそんな顔すんなよ。」


悠は、ほら行くぞー、と私の手を引いて掲示板のほうまで足を進めた。

もうチャイムが鳴ってしまったのか、掲示板の前には私達以外に何人かしかいなかった。


「あ、俺あった。」

「え、どうしよう私ないんだけど…!」

「…お前もおんなじクラス。2組のところ見てみろ。」

「あ…!…あれ、もしかしてりのちゃんと天海くんも一緒…?」


私が呟くと、相変わらずだな、と悠が隣で笑った。
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