シンママな私のタイムスリップ
そして何もなかったように、さっきの座席に着く私

若干15歳だった私


いや
15歳の私…

実年齢の約半分ではあるが、見た目は15歳だし、今のこの時はどこからどう見ても、何をしても15歳なわけだ。


「皆さん、入学式お疲れ様でした。
これで、貴方達も高校生になりました。
そして、毎年恒例の新入生オリエンテーションが、明日から2泊3日で行われます。
ここで、友達と打ち解け、より高校生の自覚を持ち学校生活に役立てて欲しいと考えています。

明日の待ち合わせ場所ですが…
プリントを配りますので、参照して下さい。」

担任の木原先生が黙々と明日のオリエンテーションについて、説明を進めている。

この学校は中高一貫校ということもあり、中学校からの内部生と高校からの外部生との間に入学したてでは、特に差がある。

そこを埋めるのが、泊まりがけのオリエンテーションというわけだ。

ここで、私は後ろの席の菜々子と仲良くなる

思い出に残るほどの出来事はなかったが、それなりに充実していたと思う。

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