悪魔な先輩の彼女になりまして……

「で?どうした?」



寛太が私の横にズカっと座り込む。



あれ、座っちゃうの?
教室戻るんじゃないの?マジか。




「別に。ただの散歩だってば」



「へぇー。
あ、ちなみに今廣瀬は保健室にいることになってるから。俺はサボりだけど」



サボりなのかよ。




「寛太、探しに来てくれたんだね」



「今さらか。まぁなー。心配だしなぁ、一応」



「一応ですか」




なんか寛太って、ちょっと先輩に似てる。



< 335 / 480 >

この作品をシェア

pagetop