僕等の法則
出逢い
さくらは自分の部屋に居た。

今は仕事の事は何も考えていない。


「工藤…ってどんなヤツだったけ?」

うたた寝をしてしまったさくらにブレザーを掛けて行ってくれた人の事を考えていた。



「さーくら。」

ドアの向こうから愛理の声が聞こえた。

「いいよ、はいって。」

「お邪魔しまーす。部屋におっても暇やねん。」

愛理はさくらの部屋に入ると同時に話し始めた。

「それにしても…さくらの部屋は綺麗やわぁ、ええなぁ。」

部屋中を見回しながら愛理は言った。

「ねぇ。」

さくらが急に話し掛けた。

「どうしたん?」



「工藤ってどんなヤツ?」
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