~☆《お嬢様はヴァンプァイア?》☆~
《第2話》

変わり始めた日常生活

こうして、始まった執事と学生生活をこなすという超人ぶりを発揮するが、やはり彼女のようには行かない。
大輔は、《あぁ今日も1日が終わった、いきなり初対面でいきなり執事やれとか意味わかんねぇよ、そりゃもちろんあんな絶世の超美少女から言われたたら、断れないよな》
ベットに倒れこみながらスマホを取りだし、友人に1日の愚痴を話していたが、直ぐに切ってしまった、しばらく天井を見つめながら、「 俺は、何で執事なんかやってるのかな、別に俺じゃなくても優秀な執事は沢山いるだろうに」、と考え事をしていた。
そこへ、三咲が今日もお疲れ様というとベットに座りこんで、心境を話し始めた。
きっと彼女は、ヴァンパイアの前に普通の10代の女の子かもしれない。
いゃあ私も執事を雇うなんてこの450年夢にも見なかったわよ、まぁ不死身だから、きっと一生死ぬことは許されないのよ、私きっと誰かのぬくもりが欲しかったのよ、ずっと天涯孤独なんだろうなぁって考えてたけど、そんな事ないだって探さし物見つけたんだから、ずっと欲しかったオモチャ見たいにね。
誰かに甘えたくて、ずっと闇夜に生きて来た彼女は、命懸けで今の生活を手にいれた。
カーテンを開けて、二人は、窓の外を眺めながらも、お互いにずっと一緒にいて、時間を共有して行きながら、いつか夫婦になれるように、願っていた時に桜の花びらが入り込んで大輔が、春の神様からの送りものかなと拾い上げて、三咲の水色の髪どめにはりつけた。三咲は、ありがとう私の一生の宝物にするから、よろしくというと、大輔が三咲を抱き寄せて、キスをした。
春の日差しが入り込んだ部屋に幸せの時間が流れている。
大輔の日常は、あの日三咲と出逢った瞬間から変わり始めたのかもしれない。

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