俺の消えない記憶
コーヒーはとても美味しかった。


「ごちそう様でした」


「あら、もう一杯飲む?」


「いえ、大丈夫です。焼き菓子もいただいてお腹いっぱいです」


この由奈のお母さん、お父さんの笑顔。


また見れたことが嬉しかった。


俺の記憶の最後の2人は目を赤くして涙を流していたから。


ここは変わらず、穏やかな気持ちでいられる場所だった。


由奈の写真に向かって手を合わせて目を閉じた。


笑顔の由奈の写真の横には綺麗なお花が飾ってある。
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