お前の隣は俺だから。



その転校生は爽やかに教卓の前に立った



………


「っえ!!?」


私は思わず声を上げてしまった。
その瞬間、クラスメイトの視線が一気に私に集まった。


うわ…恥ずかしい〜。
私は恥ずかしすぎて下を向いた。


「なんだ〜?夏川、知り合いか?

それとも…お前イケメンだからってびっくりしたのか〜〜??」



なんて、先生がいじるものだからみんなから大爆笑されたけど…


私はそれどころじゃない!!


だって…昨日のイケメン君が立ってるんだもん


あの人、転校生だったんだ〜…


私がもう一度顔を上げると、バッチリ目があってにっこりと微笑みかけられた。


うわ…かっこいい…。








< 41 / 237 >

この作品をシェア

pagetop