お前の隣は俺だから。



はずなのに……。



全然ファスナーを下げれない。
やっぱり自信のなさがそうさせるのか、脱ぐってことにやっぱりどうしても抵抗がある。



私が少し戸惑っていると、少し余裕をなくした如月くんの顔が目に入った。





「自分で難しそうなら、


俺が脱がせてあげよっか…?」






そう言って如月くんは私のパーカーのファスナーに手をかけた。



少しずつ如月くんの手が下がって1番下に到達してしまった…。


そして、私の両肩からゆっくりパーカーを抜いた




「………///」




……とてつもなく恥ずかしすぎて前向けない!


ナニコレ。めっちゃ恥ずかしい。


ずっと続く無言に耐えられなくてゆっくり如月くんの顔が見えるように顔を上げた。



「…ごめん///

自分で脱がせるとか言っときながら、すっげぇ恥ずい。


どうしよう。


夏川さんが綺麗すぎて目のやり場に困る///」




そんなことを言って、如月くんは真っ赤な顔をして、私から顔を背けた




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