日向くんを本気にさせるには。



久しぶりに大声出して走り回ったかもしれない


楽しかったし気も楽になったように感じる


案外公園で子供と遊ぶのも悪くない…なんてね?



「んじゃ、そろそろ帰るか?」


「ん、そーだね。」



さっきまで遊んで子供たちに
バイバイしたあと朔とふたりで帰る帰り道


周りは綺麗なオレンジ色


ゆっくり歩くと影がふたつ並んでついてくる



「明日これ筋肉痛になりそー…。」


「日頃の運動不足がたたったな。」


「そりゃ高校生にもなれば鬼ごっこなんてする機会ないし。」


まず身体動かす機会ないし
強いて動かすといえば体育の授業くらい


だけど授業でこんな走ったりしないし



「まあ、でも楽しかったろ?子供と遊ぶと自分も子供に戻った気分みたいになれたろ?」


「ふふっ、そーだね。けっこー楽しかった。」


遊んでる時は余計なこと考えないで済んだし

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