年下の君はバンドマン
花奈は当たり前のような顔をしているけど私知らなかったぞ??


「同じ部活だし。うん、ほらよく家に来てるメンバーは同じバンド仲間」


え、えー!?そーだったんだ…。


「へ、へー…」


興味ないフリ、興味ないフリ。


もうこの話題が出ないように。


「ほら、眞也モテるんだぞー?」


ちょっと茶化すようにいう花奈はすごく楽しそうにニヤニヤしてる。


そんなニヤニヤしてても何もならないし、なる気ないしっ!


「別に興味ない」


冷静を装う私。


「へー?お姉ちゃんのタイプぽいかなー?って思ったのになぁ?」


こいつめ、まだ推すのか。


というか何故タイプだとわかっている。



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