童話と私の思想−帰ってこない赤頭巾−





そうしてとうとうオオカミは、おばあちゃんの家へとついてしまいました。






コンコン





赤頭巾になりきったオオカミは、小さく扉を叩きます。




「はぁい、オフィーリアだね。ちょっと待っておいで。今開けるから」





おばあちゃんは何も知りません。


オオカミを今日くる赤頭巾だと思い込み、扉の鍵を開けにベッドから起き上がりました。








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