現実の世界
ばあちゃんの死
結局その後もお見舞いに行くことが出来なかった。


数日後…

おばあちゃんは死 んだ。

涙しか出なかった。

自分は酷いことばかりしてしまったと。

後悔と、悲しみと、自分の愚かさと、ばあちゃんといた日々の思い出がぶわ〜〜って溢れ出て、ずっと泣いてた。

現に今もこうして思い出して涙が流れるくらい未だに後悔しかしていない。

どんなに後悔して謝ったとしても遅いだけ。


両親は死ん でせいせいした。

と言っていた。

この時ほど親のことが嫌いになった時はないと思う。

この日から毎日傍に居てくれた人がいない、

ぽっかり穴が空いたような、慣れなくて、寂しい日々を送った。
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