カミレンジャー! その6(完)
「いやぁ~大成功でした。カミレンジャーの活躍ここに極めりと言った感じだったな。」

 カミレン基地。

 一仕事終えて、満足そうだったのはホワイトただ一人だった。

「ワイルダーさん・・・泣いてましたね・・・。」

 実くんが不意にそんなことを口にする。

「何言ってるんだ。あいつらは悪の軍団ワイルダーだぞ・・・倒して当然だろう?」

 ホワイトがそんなことを口にするが・・・。

「そうなんだけどね・・・何かが違うのよ・・・。」

 言いながら、ピンクはウィスキーを冷蔵庫から取り出す。

 そして・・・。

「飲む?」

 ホワイトに進めてみた。

「お・・・いいね。いっぱいやろう!」

「やっぱり・・・何かが違うわ・・・。」

 ピンクはそんな言葉を返して欲しかったわけじゃないのに・・・。

 鈍感なホワイトはそんなこと、気付くはずもなかった・・・。


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