愛してるまでの距離



「翠く〜ん!!」


いきなり私たちとは教室の反対がをにいる翠に向かって声をかける梓。



クラス中がこっちと翠を見てる




「何?」


私たちの元によってくる翠




「あのねあのね!キャンプの時私、智康といたいから、翠くん由波のことよろしくね!」



はっ!?


「俺は別にいいけど、由波さんいいの?」



「何が?」



「俺と一緒でもいい?もし気使うなら他の人班に呼びましょうか?」



気使ってるのは翠の方じゃん。



「別にいい。私料理できないから、翠が全部してね」


「了解です」



...またやってしまった。


翠を目の前にすると変に強気になってしまう。こんなんじゃただのわがままお嬢様




「坂下さん酷くない?お嬢様だからって翠くんのこと縛り付けて。翠くんが可愛そう」


ほら、周りの人もそう言ってる。

あんなこと本気で思ってるわけじゃないのに



あ、周りの人の声とかもう慣れすぎて、全然傷ついたりしないのでご安心を!



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