空と君とダイヤモンドと
「俺と琉希と祥矢と3人で指名会見出れたら最高だな」
子供みたいな顔で笑う。
明日は塁くんの子供の頃からの夢がもしかしたら叶うかもしれない日。
「明日は食堂でみんなでみるんだよね?」
「うん。瑛梨奈ちゃんは俺の隣にいてよ」
「うん。塁くんが望むなら隣にいるよ」
明日はあたしなんかより塁くんが緊張してるはずだから。
「こんな緊張するなんてな。恥ずかしいけど」
「…恥ずかしくなんかないよ」
「高校の時さ、志望して呼ばれなかったんだ」
塁くんは高校の時にも志望届けを出したっていうのは前にも聞いたか何かの記事で読んだ。
「2度目の正直。これでダメならもう諦めるしかないのかなぁって思ってるんだ」
ふと空を見上げる。
「そんなことまだ考えないで」
ベランダの柵に乗せられた塁くんの手に触れる。
「瑛梨奈ちゃん…」
「あたしが味方でいるから。まずは明日、選ばれることを信じようよ」
あたしが微笑むと塁くんが無邪気に笑った。
子供みたいな顔で笑う。
明日は塁くんの子供の頃からの夢がもしかしたら叶うかもしれない日。
「明日は食堂でみんなでみるんだよね?」
「うん。瑛梨奈ちゃんは俺の隣にいてよ」
「うん。塁くんが望むなら隣にいるよ」
明日はあたしなんかより塁くんが緊張してるはずだから。
「こんな緊張するなんてな。恥ずかしいけど」
「…恥ずかしくなんかないよ」
「高校の時さ、志望して呼ばれなかったんだ」
塁くんは高校の時にも志望届けを出したっていうのは前にも聞いたか何かの記事で読んだ。
「2度目の正直。これでダメならもう諦めるしかないのかなぁって思ってるんだ」
ふと空を見上げる。
「そんなことまだ考えないで」
ベランダの柵に乗せられた塁くんの手に触れる。
「瑛梨奈ちゃん…」
「あたしが味方でいるから。まずは明日、選ばれることを信じようよ」
あたしが微笑むと塁くんが無邪気に笑った。