空と君とダイヤモンドと

過去の想いへ終止符⚾︎

「星那!」


「おー。瑛梨奈と…なんだっけ」


「もう、ワカだよ!」



今日は星那の大会。
みにいけないとおもってたんだけど、見事決勝まで残ってくれたから来れたんだ。



「T大すごいねー」


「みんな自分の仕事わかって動いてくれるから」


「いや、お前も相当ってかお前の力でけぇだろ」



ワカが急に口を挟む。
星那を褒めるようなことを言うなんて珍しい。



「君にそんなこといわれるとはな」


「密かにみにきてたから」



ワカは恥ずかしそうに言う。



「え!?聞いてないよ!?」


「言ってない。瑛梨奈が来れない代わりにな」


「マジかよ。声かけろよ」



ワカは星那の試合なんて見に来るタイプじゃないとおもってたからビックリ。
あたしが星那のこと好きだったのもあってずっと敵対視してきていたから。



「ありがとね。あたしのために」



見れないあたしの代わりにっていう心遣いがうれしかった。

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