君に愛されて..
「ゆぅ?」
「っ..たっちゃんっ..」
私の事を《ゆぅ》と呼ぶのは、たっちゃんが私を甘やかしたり、本当に心配してくれている時だけだ
でも、今はそれすらも辛い
だって私をそう呼ぶのは、たっちゃんと......先輩だけだから
「俺に寄りかかって、顔、伏せときな?」
「ごめんねっ..」
甘えてばっかでごめん
たっちゃんの気持ちに気付いてるのにごめん
私の事を、想ってくれてるのにごめん