あの子が現れてから私の居場所はなくなっていった

私に向けられていた言葉は、全部あの子に向けられていった

今日は、珍しく氷龍の総長の蓮が倉庫に来いと言ってきた

もしかしたら、私捨てられるのかも、とおもい

ながら倉庫の扉を開けた

そこには、傷だらけの女 姫宮葉月と私を睨む
いくつかの視線だった

「どうしたの!?葉月ちゃん!その怪我」

私が驚いて駆け寄ろうと葉月ちゃんは目にいっ

ぱい涙をためガタガタ震えだした

「おい、どうしたの?じゃねーよ」

「どういう事?葉月ちゃんを早く手当してあげなきゃ!」
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