死神執事と、トラブルメーカーな私の話
「俺は死神だから、鬱陶しくもなんともない」


哨が顔を上げる。一瞬きょとんとした顔をして、それからふっと笑った。


「何よそれ。死神に鬱陶しいって気持ちはないの?」


「さあ、あるんじゃない。けど俺は人の話より、甘い香水の方が鬱陶しいね」


「香水、ね。確かにすごい嫌そうな顔するものね」


「あんなの悪臭だろ。吐きそうだ」


哨がくすりと笑う。表情に明るみが少し増した。
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