なんだよ。こっち向けよ。
みんな、可愛かったなー。
私には、勝てないくらい。

「みんな、可愛かったね!」

「そうか?普通だろ。お前の方…何もない。」

「?何?」

「早く、背中に乗れよ。」

「あぁ。そうだったね!」

やっぱり、この温もり安心できるー。
なんか、お父さんっていうよりかは、おにいちゃんって、感じだなー。

まぁ、私はこの人がすきなんだけどね!

「よーし、行くよー。」


________________________________


散々、歌い終わった後。

足が痛く…
なってない!
治ったー!

「如月くん!足治ったよ!」

「そうか、よかったな。」

「〜っ。う、うん。」

うわっ。
たまに見せる、この優しい顔。
ずるいっ\\\\

"にしし"って笑ってやった。

そしたら。


「〜っ。それ、反則…。」

よくわからない事を口にしていた。




「たっだいまー!」

「あらー。祐美ー。お帰りなさいー。もうすぐで、お兄ちゃんも帰ってくるわよー。」



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