「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
「拒絶・・そして・・」
ローレルの白い透き通るような肌に赤みが差す。

なんて美しく可愛く清らかなのだろう。

0時を過ぎたら・・

その時には・・

ローレルは困惑している、だがイヤではないはずだ。

その目はそう語っている。

「もう二度と無理強いはしない。あなたが認めてくれるまではー。」

繰り返しそう言って、ローレルの白い柔らかな左手を手にとった。

「口付けても・・?」

ローレルは、紅くなり、俯き加減に・・・

うなづいた。

「ストーップ!!!」

大きな声と同時にクローゼットの扉が音を立てて開いた。

出てきたのはあの褐色の肌の王女と侍従。

瞬時に立ち上がり、ローレルの前に立ちふさがる。

・・潜んでいたのか!?

完璧にミスだ!!

バカめ、俺はバカだ、ローレルのことがあって、俺はどこか浮かれてたんだ・・!!!
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