カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
「えっ??」



母さんの言葉が先か、俺心臓が先なのか…?

頭の心から稲妻のような、鋭い動揺が俺の中に走った。


『とりあえず、開けて貰っていいですかね?』


「はい…」

その間母さんは、落ち着かない様子で何度も俺を見た。


ゆっくりとドアが開く。


「こんにちは。お母さん。カズキ君いますよね?」

「はい…」

何がなんだかわからないと言った表情。

「カズキ君は、先日ランクルを盗みましてね。それに被害者にも怪我をさせていまして、殺人未遂容疑も視野に入ってます。」

「えっと…あの…まさかそんな!」

「お邪魔しますよ?」

有無も言わせぬ威圧で、土足でずかずかと3人の、スーツ姿の体格のいい、男達が入ってきた。


たちまち俺は囲まれてしまった。





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