H! SCHOOL LOVE
「止まれ!」
プールサイドにあと一歩で辿り着く寸前で聞こえてきた力強い言葉に私は立ち止まる。
そして、その力強い言葉を言い放った主は、プールサイドに置いてあった黄色のストップウォッチを取り、私に差し出す。
「プールに近付くなって、言わなかったか?」
「天星先輩……」
目が合った………。
「おい。
また俺に見とれてるのか?」
「見てる……」
避けられてたんじゃないんだ……。
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