イケメン小説家は世を忍ぶ
少し無精髭があるのに、よりセクシーに見えるのはどうしてなのか。

お父さんとかの無精髭見てもむさ苦しいくらいにしか思わないのに……。

多分、彼の格好よさが顔だけじゃないのを知ってるから……。

少しずつ知る彼の優しさ。

普段は意地悪なのに……それは甘いスパイスとなって私を翻弄する。

そんなケントとキスだなんて……。

最初は罰するような冷たいキスだったけど……最後は優しかった。

思い出すだけで顔が火照ってくる。

考えたら、飛行機が不時着してからずっと二人きりなんだよね。

いろんな意味で私の心臓持たないよ。

「腹減った。朝飯にしよう」

ケントはリュックを漁り、レトルトパックと水、プラスチックのスプーン等を取り出してアルミのシートの上に並べる。
< 173 / 284 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop