俺に彼女ができないのはお前のせいだ!
とりあえずびっくりはしたものの、
『冷静』という名のバリアを、『欲望』がぶっ壊しにかかってきた。
なぁ、いいのか。
これ、キスしちゃっていいのか!? 俺!
そう自分に問うと、
2つの俺――冷静な俺と欲望の俺がアンサーしてきた。
欲望俺「いけよ! チューちゃえよ! 押し倒しちゃえよ!」
冷静俺「待て良一、本当にお前はゆみりが好きなのか?」
欲望俺「そんなの今はどーでもいいんだよ。ここで行かなきゃ男じゃねーだろ」
冷静俺「告白の返事をする前に手を出すなんて、人としてどうなの?」
欲望俺「いいんだよ。さっきの5回のまばたきはアイシテルのサインだぞ!」
冷静俺「お前ネタが古いんだよ! だったらもっと古風な考え方をしろよ!」
欲望俺「うるせーな! それよりも今すべきことはチューだ! チュー! チュー!」
冷静俺「キスをチューって言うところがどーてー臭いなぁマジで」
ってオイ! テンパりすぎて脱線してないか俺!?
ぐあああ、頭が痛い……誰か、誰か、助けてくれ!
??「……良一、良一よ」
――だ、誰だお前は!