蒼姫様は、守られません!!~完~
「どこが異常なんだ?」




なんでみんな乗り気?

立騎と瞬矢はともかく、優と奏翔がここまで食いつくとは思ってなかった




「昼ご飯も朝ご飯も食べない、

ほっといたらというか下手したらというか、夜ご飯まで食べないし。

そのくせ、甘いものとかは別腹とか言って食べるのに

ご飯は無理って拒否るし!!」






なんか....いつもごめんね?

わがままばっかですいません...



反応がないみんなをちらっと盗み見れば

目が合った奏翔にバカなの、お前って顔された

みんな酷くない?





「ほとんど好きなもの食べてるのに

すっごい痩せてるし、美人だし

胸あるし....」

「はい、ストーップ。

璃咲、貴女食事中でしょう?」

「そうだけど...、じゃなくてね?

あたし、これでも心配してるの!」




胸元に手を置いて言う璃咲

栗色のロングナチュラルカールが視界の端で少し揺れた
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