*Only Princess*
行動を共にする人は、白鷹の幹部と蛇王の幹部、そして美紗。
強制的にってわけじゃないけど、なんとなくそう決まっている。
他のみんなは別行動だけど、近くの温泉地にはいる。
改めて考えるとすごいよね。
白鷹はほぼ全員、蛇王は半分。
そんな人数の暴走族がここ一帯の温泉地を占めてるんだもん。
しかも、中にはいかつい人やチャラい人までいる。
普通の観光客は、絶対ビビるって。
皆さん、ごめんなさいっ!
「ジャーン!! どーよ、俺の浴衣姿!」
「おぉー、似合ってる!!」
温泉地に着くと、さっそく浴衣に着替えた。
浴衣を来た幹部たちは……うん、やばいね。
かっこいいっていうか、色気が出ちゃってるっていうか!
みんなを振り返り、頬を赤く染めるお姉さん方の気持ちが、よーくわかります。
と、とりあえずあたしたちが暴走族ってバレる可能性は低いかな?
謎のイケメン集団って思われるはず……!
あたしもてったを見ては顔を赤くし、それを隠すように温泉を指差して。
「あっ、あそこ! あそこに入ろっ」
そう言うと、みんなが頷いてくれた。