*Only Princess*
「あいつらをおびき寄せるために、協力してくれよな」
リーダー格のそいつがあたしに近づいてきて、あたしの顎をクイッて上げた。
至近距離で目が合う。
あたしはそれが嫌で顔を背けた。
もう最悪。
どうしたら解放してくれるんだろう。
そう思ったら太ももに違和感を覚えた。
見るといつの間にか周りには蛇王のやつらが集まっていて、あたしの太ももを触っているやつがいた。
それが気持ち悪くて……ゾワゾワする。
「やだっ……何すんの!」
叫んでも意味なんかなかった。
今度はシュルっとネクタイほどかれたり、ブラウスを破られたり。
ブラウスのボタンが弾け飛ぶのを、あたしは涙をボロボロ零しながら見ることしかできなかった。
ショックと恐怖で言葉が出てきてくれない。
必死に身をよじることしかできない。