*Only Princess*
「お前ら、今は手ぇ出すな。もしも来なかったら好きにしていーから」
そう下っ端たちに指示を出すリーダー格。
てか、なんであんたが好きにしていいとか決めんのよ!
あたしの体なんだから、あたしに決めさせてよ!
そう思ったけど口に出したところで何も変わんないから言わなかった。
周りの男たちが離れて、少しだけホッとする。
これでてったたちが来なかったらあたしは襲われるのか……。
それから20分くらい経っただろうか。
もう待てなくなったのか、それとも来ないと判断したのか。
「あーもう、来ねぇじゃねぇか! お前ら! そいつ好きにしていいぞ」
リーダー格がそう言うと下っ端たちは近づいてくる。
「やだやだっ……近づかないで!!」
男たちの手があたしに触れる。……前に。
───ブォンブォンブォオオン
どこかから聞こえてきたバイク音。
もしかして……と思ったら、バンッ!と倉庫の扉が勢いよく開かれた。
外の光が入ってきて、あまりの眩しさにあたしは目を瞑る。
ゆっくりと目を開くとそこにいたのはもちろん、てったと白鷹のみんな……
ううん、違う。
”白鷹の5人”だった。