一途な御曹司は、ウブなお見合い相手を新妻にしたい
#12『さようならパニック!』
「過労……ですか?」


「はい、それと最近食事をあまりとっていなかったのではないですか? 脱水症状も出ています。倒れられたのは恐らく寝不足もあったのかと。倒れたときに頭を打っている可能性もありますので精密検査なども今後していきたいと思います、とにかく一週間ほど入院してください」


「はい……よろしくお願いします」

病院に搬送され、診察後に医師から告げられたのは過労や脱水症状だった。

「行こう、ミャー」

隣で一緒に話しを聞いてくれていた南さんに促され、再度先生に頭を下げて診察室を後にした。


緊急外来には夜になっても、数組の患者がいてその家族が待合室にいる。


待合室を通り過ぎ入口にある受付に向かうと、入院に関する手続き書類や入院に必要なもの、面会時間などが説明されていく。


「本日はこちらにお任せいただいて、明日改めて着替えなどお持ちください。書類の方は週明け入退院専用窓口に提出お願いします」

「わかりました、よろしくお願いします」

私に代わりしっかり説明を聞いてくれていた南さんは、書類を全て受け取ってくれた。

「あ……よろしくお願いします」

私も南さんに続き慌てて頭を下げ病院を後にした。
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