moon~満ちる日舞う少女~【上】
美「準備できた!!」
香「ちょ、姉ちゃん?!」
準備をして部屋をでたらなぜか驚いてる香月。
美「なに?」
香「か、髪…赤…」
赤?…うそ!!
私は急いで階段をかけおり、洗面所にいって鏡をみた。
美「そうだった…髪もしないと」
黒髪の桂は簡単には外れない仕組みになっていて赤い髪をみつあみにして桂にいれこむ。
美「よし!香月っ!どー?」
香「バッチリ!って姉ちゃん赤髪ぃぃ?!!!ま、まさか…あ。いや…まさかな…」
美「なに?言ってみてよ」
香「ま、まいつ…」
美「美月、香月なにしてるの?もう15分よ?!」
香「あ!!まじか?!!やべぇ!姉ちゃん今日はバイクで行くから後ろのって!!」
私はその言葉を理解してからバイクに乗った。
……香月、さっき何て言った?「まいつ…」それって…。もしそうなら言わないと…
美「香月」
香「ん?!」
美「私実はさ」
香「聞こえねぇー!!!」
バイクの音と風の音でなかなか伝わらない。仕方ないから学校についてからでも言おうかな。…なんて考えてた私は甘かった。