片思いの相手
後日、パーティーにて
「蓮華ちゃんっ?!」

「蓮華ちゃんじゃない!きゃあ、可愛くなったわね~!てか、綺麗になったわね?!」

『みぃくんパパとママ?!』

先生のお兄さんの社長就任パーティーにて。

なんと先生のご両親は昔からの知り合いでした。

私の亡くなったお祖父ちゃんは会社経営してて、みぃくんパパとママはうちの父、母の友達だった。

ちなみに、みぃくんは。

「蓮華、久しぶりだな。10年ぶりくらいか?」

『みぃくんっ!』

はい、先生のお兄さんですね。

水都(みと)くんといいます。

久しぶり過ぎて、なんとなくしりごみしてると。

「蓮華、昔みたいに来い。」

手を広げて待っててくれる、みぃくん。

昔のようにおもいっきり駆け出して、抱きついた。

ぎゅってしてもらうのと同時に、みぃくんは頭にキスを落とす。

これが昔からの一連の流れ。

「おい、お前蓮華に手ぇ出したのか?」

ん?

みぃくんの恐い低い声。

「離せ。蓮華はオレの嫁になんだよ。」

先生も同じくらい恐いです。

ちなみに先生は今日髪の毛もきちんとしてて、すっごくカッコいいです。

スーツ姿も目の保養!

まぁ、いつもカッコいいけどね。

「ええっ~!蓮華ちゃんがうちの娘になってくれるのっ?!」
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