永遠に覚めることのない夢【参】

クラスメイト

「御機嫌よう、旭子さん。」

「こちらこそ、御機嫌よう。」

もう、やめてよ。
旭子さんだなんて、堅いじゃない。

私の学院生活は、並の学校生活じゃない。

まず、本当の友達なんて、彼女しか存在しない。

テストでランク付けされて、クラスも決まる。
(進学校ならあるかもしれないわね。)

「旭子さん、今日提出の課題、終わりました?」

「ええ、終わりましたわ。でも、とても難しい問題でしたね。」
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