お姫様は王子様!?




  俺らはいつの間にか決まっていた集合場所の





  駅にいるはずなんだが・・・・





  どうもおかしい・・・・






  あいつらの姿がない。






  「おい。藍。この時間で本当にあってるのか???」







  「え??あってるよ??・・・・多分。」






  
  おい。待て藍。なんか最後に小さく「多分」っつたな・・・






  「藍。もう一回昨日の修也からのメールみてみろよ。」







  藍は俺の言葉とともに急いでバックから携帯を取り出して





  
   携帯を開きメールを確認したのか






  俯きだした。





  
  「時間違ったのか??」





   
  藍は小さく頷いた。






  「ごめんね・・・」






  藍は申し訳なさそうにあやまってくれるが・・・





  
  俺的には好都合なわけだし・・





  「よし☆藍。じゃあいつらが来るまでそこらへん
   うろついて一足はやいデートでもはじめてっか☆」






  俺の言葉にさっきまで落ち込んで曇っていた藍の表情は





  嘘だったかのように本当に光がともったかのような





  笑顔になり、





  
  「うん☆」






  と大きく頷いた。





   
  
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