俺の王子様



「雪。」


思考の渦から引き上げてくれた心地よい声


声の主に目を向けると、少しぼやけて綺麗な顔がよく見えない


眉をひそめて手を伸ばして私の目からこぼれ落ちた涙を優しく拭ってくれた

私が泣いていたようだ


「雪。
自分のやりたいことをしろ。俺たちは最大限お前に協力する

ただし、もう一人で泣くな。俺の前でだけ泣いていろ。

もう、一人で何でもしようとするな

俺がいるから」


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