その瞳に恋をした
「...俺の顔になにか付いてますか?」
窓際の席に座っていたきみと目が合った。
やばい、つい見すぎた...!
「あ、いや、なんでここにいるのかなって」
苦しい言い訳。
返却の手続きさっさと済ませて戻らなきゃ。
少しの間の後
「静かな場所に来たくなって。」
と言ってきみは微笑んだ。とても綺麗に。
どきん。
この瞬間、わたしはきみに恋に落ちた。
顔が赤くなるのがバレないように
「じゃ、邪魔してごめんなさいっ」
情けないくらいばたばたと足音を立てて教室に戻った。