桜の下で
〜菜穂side〜

今は夜の9時。

直也のおばあちゃんにこの部屋で寝ていいと言われたので環と2人でこの部屋へ。

今はガールズトーク中です。

「ねぇー!菜穂今赤城君とどんな感じよ~?」

「え?!えっと…」

絶対今顔赤くなったって!

「お?何か隠してるなー?」

「なんにも無いって!本当に!」

「喋りなさいよー!」

そう言って脇腹をくすぐられる。

「あはは!ちょっ!やめっ!はは!」

「言わないならやめないよー?」

「わ!分かったから!アハハ!やめ!」

「で、何かあったー?」

笑いすぎて…頬の筋肉が痛い…

「はぁ…えっと…かき氷奢ってもらった…。」

「お、以外と進展あるじゃん!」

「え?」

「直也君きっとかっこつけてるんだよ!菜穂ってば凄い鈍感!」

ええ?!…って事は…もしかして…私の事…好きだったりとか…?

いやいやいやいや!自意識過剰だよね!無い無い無い!

「そう…なのかな?」

「やっぱり好きな子にはカッコつけたくなるものでしょ!」

「明日は夏祭りでしょー?私楽しみだったんだよー!」

「そうだねー!わたあめ食べたい!」

「赤城君と2人になっていい雰囲気になっちゃいなよー!」

それ狙い?!本当に無いって!

「無理無理!はずかしくって…」

「2人にさせてあげるからー!楽しんでおいで!」
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