サムライ君とメガネちゃん
歴女
翌日、午後1時

ムシムシする、湿気がまとわりつくなか、

私は高級住宅街の坂道を、ふうふういいな

がら登っていく

全くこの街は…どこに行っても坂道だらけ

しかも、坂道はかなり急だ

…昨夜、ミキちゃんの携帯に電話して、「江

戸時代末期の日本について教えてほしい」

とお願いすると、歴女は獲物を見つけた猛

獣のように

「嬉しいですわ、りおかさん!

今からでもいらっしゃいな、夜通し歴史談

義いたしましょう!

お迎えのお車を、派遣しますわ!」

…なんて盛り上がっていた

時間はすでに夜9時を越えていたため、獲物

(私)はあわてふためき、とりあえず明日、つ

まり今日の昼からお邪魔することにしたの



教えてもらった住所をたよりに、急な坂を

登っていく
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