サムライ君とメガネちゃん
…ハッと我に帰り、周囲を見回す般若…い

や、ミハルちゃん

あっけにとられた店員さんやお客さんの視

線に気付き、そして周りにペコペコと頭を

下げる私を見て、やっと席に座る

ほっとして私も座る

声のトーンを落として、

「大丈夫やった?」

「メガネ壊れてない?」

「怖かったやろ?」

「けが、せんかった?」

「変なこと、されへんかった?」

…と職務質問攻め。

私はハンカチで冷や汗を拭きながら、

「うん、大丈夫やったよ、」

「ありがとう、ミハルちゃん」

と職務質問に答える
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