キミとまた違う未来で、この桜を見上げよう。



「……ずっと今まで隠しててごめん。
先生と別れたのに先生との子供がいるなんて巧に知られるのが怖かったんだ。

巧との関係が崩れるのがただただ怖かった」



先生と付き合っていても巧との幼なじみという関係は崩したくなかった。



それに先生と付き合ってても心のどこかでは巧に惹かれてるところがあった。



巧が好きだからこそ知られたくなかった。



巧に嫌われたくなかった。



こうしてやっと事実を伝えられたけど、今だって怖い。



怖くて巧がどんな表情をしてるのか顔を上げられない。



膝の上でつくった拳に力が入りすぎて小刻みに震える。



「……ほんとバカだよなお前」


「……っ…え」



巧の声が聞こえたかと思えば拳の上に大きな手が重ねられた。



その手が巧のものだと分かるのに時間はかからなかった。


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