自分という闇から救ってくれたのはあなたでした。
渚side

「何がいいんだろーね。遥は雑誌のバイクとかでいいだろうけど…。こはなは?」

俺は心のままに質問を蘭にした。

「どーだろうな。文字の練習もしないとだしな。そこらへんの教科書とかで
いいんじゃね?」

たしかに、こはなだったら何をあげても喜びそう。だけど教科書だけじゃなぁ〜。

「じゃあ、このひらがなの教科書と絵本買ってあげよ。」

金銭面は蘭と愛が金持ちなので、あまりに気にしなくていい。

それが結構救いだ。

「じゃあ行くか。」

こはなの教科書と絵本。遥の雑誌を選び終えてレジを済ませると、愛達の元へとむかった。

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