自分という闇から救ってくれたのはあなたでした。
凛side

俺は内心ホッとしていた。

こはなに、近づく理由ができたことに。

多分俺たちだけで突然こはなの元を訪れても
、前みたいに拒絶してしまわないか不安だったからだ。

それを踏まえると、俺たちのことを適度に知っていて、こはなのことを全く知らない優凛乃さんがいた方が前みたいにはなりにくいだろう。

「ワァァァア!ありがとー!」

こういう時ほど渚の得意分野を怖いと思ったことはない。

あっという間に、話に決着がつき、明日、愛のところの病院11時に集合ということになった。

俺は、こはなの無事を祈るばかりだ。

あんな事をしておいて、何様だと自分でも思う。

でも、祈らずにはいられなかった。
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