私はきっと、明日もあなたに逢いにいく
「ハナ?」
不意に名前を呼ばれて振り返ると朔が目を大きく見開いて立っていた。
「どうしたの?」
いかにも心配してますって顔をして朔が問いかけてくる。
私にそんな顔しないでくれ。
いまは流すことすら億劫なんだ。
「大丈夫?」
隣に朔がしゃがみこむのが空気で分かった。
「放っておいて」
膝に顔を埋めて、なんとかそれだけを声にして、私は分厚い壁を作り上げる。
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