私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

いまの私には居場所がないってことを。

だけど、

「帰るよ。散歩でもしてゆっくり帰る」

これ以上付きまとわれるのはごめんだ。

正直言ってこの場所はとても居心地がいい。

朔の隣はとても楽。

だけどそれに慣れてはいけないのだ。

私はこれから先を強く生き抜いていかなくちゃならない。

その為にはなるべく他人と距離を置いて、寄りかかるとか頼りにするとか信じるとか。

そう言った不毛なものとは縁を持たないようにしなくちゃいけない。
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