私はきっと、明日もあなたに逢いにいく

一気に吐き出された母親の声にアルコールの匂いが混ざっている。

「聞いてる」

くだらない。

そんなに嫌なら別れればいいじゃないか。

私を巻き込まないで欲しい。

父親が浮気をしようが私には関係ない。

こんな時だけ私を利用するのはやめて欲しい。

「決めた!お母さんも浮気する。

これでもお母さん昔はモテたのよ。

絶対あの人よりいい男を捕まえてやるんだから」
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