龍雅〜姫が舞う時〜
「いらっしゃいませ〜」





私は目当てのショコラを手に取り
レジに向かった。






「268円で〜す」



「ありがとうございました〜」






店から出るとまた視線を浴びた。






“ドンッ”






「あっ…ごめんなさい、」





ガラの悪い人が私とぶつかった。






「おい、璃玖。お前がぶつけたんだから
お前が謝れよ。」








向こうからもう1人の人が
私にぶつかった人…璃玖?って言う人
に向かってそう言った。







「あ、わりぃ。」








「あ、いや別に…」





私はそう言ってその場を離れ家に帰った







(なんなんだろう…わざとぶつかった
わりには謝られるし…わかんない。)






家に帰ってからも頭からあの光景が
離れなかった。







「優奈〜!!もう12時よ〜!!
明日も学校だから寝なさいね〜」






「はぁ〜い」







ショコラを食べて歯磨きして
眠りについた。










“この後の出来事を知らずに”
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