片恋

中学生2年生

中学校2年生はB級で

佐野君と同じクラスになった。

でも中学生になって

雰囲気も性格もかわった

佐野君にはなんか

話しかけにくくて

全然話さなかった。

それでも私はずっと

すごく好きだった。

(自分はふられたんだ)

とか

(はやくあきらめよう)

とか何回も考えたけど無理だった。

小学生6年生から3年間も

すきでいるのに叶わない恋が

すごくもどかしかった。

佐野君を好きでいる間も

何人かに告られた。

一週間に20回以上告られた時期もあった。

…あぁ今、

私モテ期ってやつなんだなぁ…

とかひそかにおもってたりもした。


6月20日、佐野君の誕生日がきた。

私は放課後近くの

公園に呼び出して

プレゼントをわたすとともに

3回目の告白をした。

やっと、OKをもらえた

だけど条件…というか約束があった

『誰にも付き合ってる

って言わないこと』

正直私はキツかった。

大切な親友にも

黙っておかないと

いけないって分かったから…

私はずっと大好きだったから

付き合えるだけで幸せなんだ

って言い聞かせた。

結局私は友情より愛情をとった。

自分が最低だと思った。
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