それでもいいって、いったじゃん。
「お姉さん、不思議なこというね。」
本名は、きっとこの先彼に特別な感情を万が一抱いてしまった時辛いだろうという
「そう?その方がお互い傷つかないと思って。」
「へえ、だったら。」
俺の名前もつけてよ。
そう耳元で囁いた彼に、ゾクッとした。
ドロドロしたどこかに放り込まれて、
身動きも呼吸もできなくなった、そんな感じ。
「ちなみに、お姉さんの名前は今からはづきだ。葉っぱに月で、葉月。綺麗だろ?綺麗なんだよ。」
彼の放つ一言一言に、
私は溺れていく。